コバヤシさん

2019.11.18

先日16日。

「うえだ城下町映画祭」の舞台挨拶と表彰式へ参加の為、長野県上田市へ。

新幹線を降りた瞬間、東京と異質なひんやりとした空気に思わず身震い。何故、気温を調べる事なく薄着で来てしまったのだろう、人一倍寒がりなくせに。

 

身を竦ませながら会場に到着し、田中監督と制作の山田さんと合流。

まるで私が凍えて来る事を予想していたかのように、温かいコーヒーとホッカイロが差し入れられ、命拾いしました。笑

そして「ペールブルーがかさなる」上映、舞台挨拶。

私は、最後列から鑑賞。スクリーンに目を向けると視界に入るお客様の背中たち。会場まで足を運び、時間を割いて頂いている事の有難さを感じながらの鑑賞は、とても感慨深かったです。

舞台挨拶では、撮影時のエピソードについてお話しさせて頂きました。

 

その後、表彰式まで時間が空いたので、ホッカイロを握りしめて、一人散策へ。

一時間ほどバスに揺られ、「羽根尾」で下車。

…更に寒い場所に来てしまいました。笑

目的は、「唐沢の滝」!!

最近、滝が好きで、出先で必ず探すのです。

大きく横に広がった水のカーテンからは、ものすごい勢いで飛沫が上がっていました。暫く、ぼーっと眺めて癒されたところで、近くにあった喫茶店へ。

温かい紅茶とりんごのシブーストを頂きました。

帰りのバスは、窓の外の紅葉を眺めているうちに寝落ち。

到着した時には、日が落ち始めていて一段と冷え込んでいました。

 

表彰式の会場に着き、ロビーで携帯を弄りながら待機中、目の前でピタッと男性が立ち止まりました。声をかけて来たわけでもないので、携帯の画面に視線を落としたままじっと固まる私。

 

男性が動く気配が無いので、恐る恐る視線を上げると、

『コバヤシさんの作品に出ていた子ですか⁇』と尋ねられました。

…コバヤシさん?? 誰かと勘違いしているなと思い、

『違います。』と答えると、

『あれ、違いましたか、失礼しました。』と去って行く男性。

 

暫くして、田中監督と制作の山田さんがやってきて、

『今回、審査員賞に選んでくださった柘植靖司さんです。』

と紹介されたのが、なんと先ほどの男性!!!

 

『監督、田中さんでしたね、間違えてしまいました。』と、はにかむ柘植さん。笑

 

「間宮兄弟」や「西の魔女が死んだ」のプロデューサーを務めた柘植さんから、審査員賞(柘植靖司賞)を頂いたと聞いて嬉しくて、お会いできるのをとても楽しみにしていたので、こんな初めましてになるなんて。

私の方こそ、冷たい態度を取ってしまい大変失礼致しました。

柘植さん、とても朗らかな方で、もっと沢山お話ししたかったな。そして改めて、審査員賞に選んで頂けた事、とても光栄に思います。ありがとうございます。

 

表彰式の壇上で何を話したか、緊張していてさっぱり覚えていないのですが、写真を撮って頂いていたので添付しますね。

 


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