奏でる

2020.06.14

関東が梅雨入り、沖縄は早くも梅雨が明けましたね。

約2ヶ月の自粛もあってか、いつもより夏の訪れが早く感じます。

 

自粛明けの私はと言うと、

ちょっと歩いただけで、疲れる。

ちょっと話して笑っただけで、ほっぺが痛い。

久しぶりにお酒を飲んだら見事に具合が悪くなる。

……散々です。笑

 

目に入ってくる景色、聞こえてくる話や音、漂ってくる匂い。外の情報量の多さにぐったりで、静かに時が過ぎていくのを感じられた、自粛期間という贅沢な時間が既に恋しくなっています。

 

そんなお疲れモードの私が、最近陶酔しているのがピアノ。

 

幼稚園の頃から10年ほど習っていたのですが、その時は大嫌いだったんです。毎週やってくるレッスンの日に向けて、『練習しなさい。』と毎日強制されるのが苦で。笑

遊びを中断させられるんですもの!!

 

ピアノ教室を辞めて、期限や強制から解放された瞬間に、楽しく弾けるようになったのですが、いつしかピアノの存在を忘れてしまいました。

 

そこからあっという間に数年が経過し、この春、ホコリを被ったピアノに久しぶりに触れてみたのですが…びっくりする程に指が言う事を聞かなくて。驚愕しました。

指が思い通りに動かないのが悔しくて、その日から毎日ピアノを弾くのが日課に。

 

感覚を取り戻していく中で、不思議な事が沢山あったんですよ!!

 

何も考えずに、指が動きたがる方へと鍵盤の上を踊らせてみたら、もう曲名も思い出せない、20年近く前に弾いた曲を奏でていたり。

全然譜面を覚えられず弾けなかった曲を翌日突然弾けたり、逆に簡単な曲が突然弾けなくなったり。

 

指の感覚が安定してからは、6曲ほどを同じ順番で毎日弾いているのですが、集中力、タッチの力加減、速度、毎日音色が違います。

本来、何度弾いても完璧な演奏が出来るのが理想なのでしょうけど、私はその日の心情を奏でるのが楽しいのです。

 

心情を意識して弾くのではなく、弾いてみて自分の状態を知る感じ。今日は穏やかだなぁとか、落ち着きがないなぁとか。

 

久しぶりに趣味が出来た気がします♪

今日の記事に添付した紫陽花との写真は、1年前に、お世話になっているカメラマンのフジコ(藤井由依)さんに撮って頂いたものです。

ギャラリーに、この時のポラロイドのデータがupされているので、そちらも是非ご覧下さい!!

 

 


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